私たち
のりくら観光協会 トイレプロジェクト実行委員会 と申します。
標高約1500mの高原にある自然環境に恵まれた観光地でありながら、公衆トイレが少ない現状に苦慮し、2014年より活動を始めました。
建設工事や給排水設備が不要な携帯トイレブースの設置を進めているグループです。
メンバーは、のりくら観光協会に所属する宿泊施設のオーナー、女将さんたち。
自分たちの大切なお客様が、高原散策の途中でトイレがなくて困っている状況を危惧していました。
冬は -20℃にもなる極寒地において、屋外トイレの給排水設備を滞りなく稼働させることは厳しい問題です。
そこで、携帯トイレ「ほっ!トイレ」を利用できるブースの設置により、トイレ問題の解消を目指しました。
携帯トイレ製品は、他の山岳地域での実証実験や、災害時の利用検証などにより、開発技術が向上し、より良い利用法が確立されてきています。
まだご利用になった経験のない方も、高原散策の際に機会がありましたら、ご活用くださいませ。
携帯トイレを持ち歩いていない方は、トイレブースの中で購入してご利用いただけます。
【活動目的と今後の予定】
現在私たちは 携帯トイレを設置する活動をしてますが、本来は可能な場所には通常の水洗トイレの設置を行政などに求めています。(一の瀬ネイチャープラザ、ツツジ園駐車場など 車両でのアクセスが可能な場所は特に)
また、高原に宿泊のお客様が登山に出掛ける「焼岳」にも、トイレブースの設置を要請しています。
2023年度以降の事業予定は、下記の内容を考えております。
①設置箇所の見直し
(「のりくら高原ミライズ」の構想に沿って、高原全体のトイレ環境の適正化を進める活動に寄与し、
必要に応じて設置箇所の見直し、移設や撤去を行っていく)
②トイレサミットの実施
(新型コロナウィルス感染拡大の影響により中止となっていたサミットを復活させる)
③広域ホームページの構築
(のりくら高原だけでなく、乗鞍岳周辺のエリアでのトイレ問題の解決や携帯トイレ普及を目指して、
隣の岐阜県側を含めた他の地区との連携と広報活動を推進する)
④小型バイオガスごみ処理プラント導入の検討
高原内のごみ排出量を調べ、プラントの導入とその後の維持管理が可能となるかの具体的な検証を
行っていく。
生ごみと一緒に携帯トイレの使用済み物をプラントで処理した後には、乗鞍で育っているミミズが
良質な土造りに貢献し、美味しい作物を収穫できるようになるのが理想です。
このトイレプロジェクトについては、携帯トイレの世界的普及に努めていらっしゃる「株式会社 エクセルシア」様のご協力により推進しています。
足立社長 自ら幾度となく のりくら高原に足を運び、より衛生的で環境保護に役立つ携帯トイレの利用形態を確保するために、ご尽力いただいています。